介護

アルツハイマー型認知症・親の記憶障害に気づいたら

投稿日:2019年6月5日 更新日:

 

こんにちは、LUNAです。

 

義母は2000年に現行の介護保険制度が施行されて間もなくして、介護認定を受けました。アルツハイマー型認知症の診断を受けて間もなくのことでした。

 

当時は「認知症」「介護保険」「デイサービス」「ケアマネジャー」「ヘルパーさん」等、今では皆が使っている言葉も馴染みの薄い、世間一般にはまだまだ浸透していない、そんな時代でした。

 

忍び寄る記憶障害

 

「私、みーんな忘れちゃうのよね」初めて会った時からの義母の口癖でした。自分で明るく笑い飛ばしていました。変なことを言う人だな、どういう意味かしら?と思っていました。

 

私は義母がアルツハイマー型認知症の診断を受けるまでは、都合の悪い事をこの言葉で誤魔化していると思っていました。

 

糖尿病だったので医師から厳しく食事制限を言い渡されていましたが、大好きな果物や甘味を止められずに食していました。注意すると「ちょっと位大丈夫よ」「先生は大袈裟なのよ」と言っていました。

 

遊びに来た義母の妹達も「LUNAちゃんは心配し過ぎよ」なんて嫌み半分に言われることもしばしばありました。

 

当初は確信犯と思っていました。好物だから分かってはいるけれど止められない。止める気もさらさらない。

 

違ってたんですね、事の重大さを軽んじていた訳ではなく理解出来なくなっていた。今にして思えば義母の認知症はこの時、既に発症していたと思います。

 

雨に濡れた青い紫陽花

 

当時、糖尿病患者の教育入院をホームドクターに課せられました。週一回の注射にきちんと来院している・薬も服用している。にも係わらず全く数値が改善しない。どんどん悪化しているからでした。

 

ホームドクターに義父が呼び出されて入院することに。通常は1週間です。ですが、今度は病院から義父は呼び出されて「奥様はあまり理解されていないようなのでもう1週間入院していただきます」となりました。

 

あとで判明したことですが、義母は処方薬をきちんと薬局で受け取っていましたが、ほとんどというか全く服用していませんでした。

 

認知症が進行し、身の回りの事が出来なくなってきた時に夫と二人で義母の衣服の整理をした時です。

 

義母のクローゼットや引き出しから手つかずの薬袋が10年分出てきました。理由を尋ねたらウフフッと照れ笑いしながら「私はお薬に頼りたくないのよ」と罰悪そうに言ってました。

 

薬を服用せず、食事療法もせず。これでは糖尿病が改善するはずがありません。結局、我々家族は母の認知症に気づいていなかったので、本人任せでした。

 

親とは同居していなかったので夫と私は気づきませんでした。まさかまさか、お薬を服用していないなんて夢にも思わなかったのです。すべてがつまびらかになったときにはインシュリン投与にまでに悪化していました。

 

それまで、何度も糖尿病の怖さを話し、食事療法をきちんと守るようにお願いしていました。その度に義母は初めて聞く話として真剣に聞いてくれて受け止めていました。

 

私はまだ義母の事を「認知症?」とは思いもしていませんでした。だから毎度毎度、同じ話を「初めて聞く話」とする事に苛立っていました。

 

義母はふざけていたのではなく、悪気があったわけでもなく、本当に私の話を理解・記憶出来なくなっていたんですね。

 

初夏に咲く白いジャスミンの小花

 

義父・夫・私の三人が「これはおかしい」と気づいた母の記憶・見当識障害の症状を記します。アルツハイマー型認知症と診断される前後のものです。

 

皆さんの親御さんに当てはまることはありませんか?チェックしてみてください。

 

チェックポイント

・直近の出来事・会話・記憶が抜け落ちることが多くなってきた。

・同じことを何度も聞いてくる。本人は取りつくろうために笑ってごまかそうとする。徐々にそれすらしなくなる。

・冷蔵庫の中に大量の豆腐・納豆が入っている。しかも賞味期限の新しい物が最前列に。奥の方には数ヶ月前に賞味期限切れの物もある。

・洗面所の棚:洗剤等の予備保管庫に大量の食器洗剤(数十本)。納戸の中には箱入りのティッシュがこれまた大量購入され、放り込まれている。

・キッチン下の鍋の収納スペースを覗くと真っ黒に焦げ付いた多数の鍋・洗っていない汚れたままの鍋釜。天ぷら油も凝固剤で固めずにそのまま鍋の中で放置。

・家中、至る所に覚書したメモ用紙が散乱。

・ダイニングやリビングのテーブル上に母のお財布がいくつも点在。中身は大量の小銭。(お金の種類が分からない・計算が出来なくなって買い物の度に1万円札で支払っていた事が後日、判明)

・時計が読めなくなった。

・疲れたのよ、と言って料理上手だったのに、全くしなくなった。(冷蔵庫の中身を確認し、メニューを考え、足りない物を買う。料理の手順を考えるという事が出来なくなっていた)

・トイレが間に合わなくなり、粗相をするようになる。

 

遠い日の記憶を辿ってみました。義母には幸いにも徘徊行動はありませんでした。人の事を泥棒呼ばわりすることも無かったです。その点、家族が傷つくことはありませんでした。

 

人によって出る症状は様々かと思います。一つの参考にしていただければと思います。

 

 

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