椎間板ヘルニアから15年の歳月が流れて
先日、テニスやカーブスのお話をさせていただきました。
今日はもう少しスポーツについて続きを書かせていただきますね。

椎間板ヘルニアを二度、40代で患いました。
以来、運動らしい事からは15年ほど遠ざかっていた私。
「これをしたら、また、腰を痛めるのでは?」というトラウマに長い年月、苛まれていました。まずはせっかく取り戻せた日常生活をつつがなく、無事にそーっと過ごしたい。その思いばかりでした。経験された方には分かっていただけるかと思います。
そんな私が湘南に移住してきたら何故、「テニスをやってみよう、習おう」という気持ちになったのか?不思議でしょ?
それは、湘南というか海辺の街がもたらしてくれた贈り物にほかなりません。
都内と比べると年間通じての気候が心地よい。夏は涼しく、冬は暖かい。海の照り返しでお日様がキラキラと輝いている。空気もきれいに感じます。
海岸に出るとサーフィンをする人、サップをする人、ウィンドサーフィンをする人。浜辺でヨガをするグループの人たち。
朝晩、犬の散歩をする人、ご夫婦で、おひとりで、またはお仲間とウォーキングやジョギングをする人。
老若男女、上手下手や人目を気にする人はいません。皆さんお一人お一人が楽しんでいらっしゃいます。
そういう環境が「私も何かしたい」「身体を動かしたい」という気持ちにさせてくれました。潮風が背中をそっと押してくれました。
元気なうちに、始めよう!
亡くなった実父と姑。晩年は歩くことが非常に困難になっていました。
実父はパーキンソン病の症状で。姑は骨粗鬆症や糖尿病、加えてアルツハイマー型認知症とたくさんの病気を患っていました。二人とも病の進行とともに歩行困難に。可哀そうでした。
人間は元気よく歩けなくなると筋力がびっくりするスピードで落ちてしまいます。 そして見た目も一気に老け込みます。
去年、心筋梗塞を患った舅も入院を機にあっという間に足の筋力がおちてしまいました。実母は膝が悪く、腰も曲がってきて外出には手押し車が必須です。
二人とも悲しくなるほど老いてしまいました。
仕方のない事だと思いますが、親たちは肉体のあちこちが不自由になってきたら、中々、「歩こう!」「リハビリ頑張ろう!」とは、なってくれません。介護する人、される人。両者の最も辛いところです。なんだかんだ言って「今日は歩かない・歩けない理由」が最終的には通ってしまうのです。
スポーツを楽しむ余裕なんてありません。
生き生きとスポーツしている人は美しい

テニスコートでお会いする先輩方。男性女性とも70代、80近くの方もいらっしゃいます。
お若い頃からずっとテニスを続けて来られた人やリタイア後に始められた人。どちらにしても元気なうちに好きなスポーツを始めて継続されている皆さん。
すらっとした体形で背筋もまっ直ぐ。立ち姿、佇まいがなんとも美しい。
あやかりたい。切実に思います。

そうそう、私はサーフィンやって何十年という人はマイク真木さんくらいと勝手に思い込んでいました。違うのね。地元サーファーのおじ様方の中には70代とおぼしき御仁も大勢いらっしゃるんですよ。
皆さん、素晴らしい体格です。
真っ黒に日焼けしてカッコいい。そして若々しい!
生き生きと生きる。なんと難しく、なんと素晴らしいことでしょう。
私も始めたばかりです。皆さまも是非、是非!ご一緒にスポーツを!